顎関節症対策その@ 痛みと歪みと骨格と
顎関節症と言えば「歯並び」や「噛み合わせ」、「顎関節の歪み」が悪い!ということを連想されると思います。
では、こうした歪みやフィットしない噛み合わせはいったいどのように作られるのか?
実は、そこには顎関節(骨格)を支えている「筋肉」が大きな鍵を握っているようです。
なぜならば、骨格(関節)というのは、日々の動作のクセや習慣に大きな影響を受けて形作られていくからです。
たとえば、右側を多く使うクセがあると、それを支えるように骨格はねじれ、形作られていきます。
猫背気味の人は、普段から何事においてもそのような姿勢を作ることで、より体型が固定化されていきます。
腰が痛いということで、腰を「くの字」に曲げた生活を続けていると、やがて普段の姿勢そのものが固定化されていったりします。
つまりは、何もなくて骨や関節が自らで歪んでいくのではなく、その背景には、日々の「筋肉」の使い方や習慣が体型や歪みを作り出すキッカケになっていたりします。
筋肉は様々な刺激を受けて変化するので、顎関節を支える筋肉に疲労やストレスが蓄積されると、その動きは悪くなります。動きが悪くなるということは、噛み合わせもうまくいかずに痛みなどの症状を抱えてしまう、というのが痛みの仕組みの一つとしてあげられるのです。
顎関節組織の炎症や病変など構造的異常の場合は「常に疼く(うずく)」「動かさなくても痛い」「熱を持っている」などの静的状態でも症状が現れるのに対し、筋肉の問題による痛みの場合は「動かすと痛い」といった、動的な状況によって痛みを感じ出すのが一つの特徴のようです。
顎関節だけではない!痛みに起因する頭蓋骨や頸椎
顎関節症ということで、痛みの原因を顎関節そのものに集中して考えてしまう場合もありますが、やはり、上記であげたように「筋肉」が関係してくるとなると、痛みに起因する問題点は顎関節だけではなく、その周辺の部位にも因果関係が見られるようになります。
その例として、頸椎や頭蓋骨の歪みがあります。
特に頭蓋骨の歪みというと驚くかもしれませんが、頭蓋骨は計12枚の骨から構成されているため、わずかばかり動いたりします。その動きが長期に渡って持続的に起こると、微妙な歪みへと発展するようです。
頸椎や頭蓋骨の歪みと言っても、実際はこれらに付随する筋肉が、顎関節周辺の緊張を受けて連動的に凝り固まってくると見た方がよいかもしれません。
もちろん、この逆もまたしかりですね。
何かしらの影響で頭部や頸部の筋肉が緊張して、それが頭蓋骨や頸椎の歪みへと発展し、そして顎関節へ・・・
肩こり症の人は、肩から首へ緊張が走り、その延長で顎関節にまで響いて来るという場合もあります。
どれが起点となるかは人それぞれの状況にもよりますが、顎関節症の方は、アゴ以外のこうしたポイントにも目を向けてケアしていくことで、意外と症状緩和の突破口となる場合があります。
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